雲南の秘湯、絶対に行くべき「海潮温泉」とは
長い歴史を持つ海潮温泉にある「海潮荘」は、昭和の面影を残す山間の秘湯です。神経痛や疲労回復、慢性病などの効能があり、近隣の住民だけでなく、県内外の温泉好きからも注目を集めています。ここでは、海潮温泉の基本情報や、周辺の観光スポットなどを詳しくご紹介します。雲南市を訪れる際には、ぜひ参考にしてみてください。
雲南の秘湯 海潮温泉 海潮荘
雲南の秘湯「海潮温泉」は、733年(天平5年)に完成した「出雲風土記」にも登場する、1300年の歴史を持つ温泉です。
そんな海潮温泉にある「海潮荘」は知る人ぞ知る山間の宿として、温泉マニアはもちろんのこと、県内外からさまざまな人が訪れる、隠れた人気スポットとなっています。
こぢんまりとした木造二階建ての建物には、秘湯のたたずまいが満載。森林浴をしながら温泉が楽しめる天然露天風呂や、地場産の食材を存分に活かした絶品料理、木の香りが漂う落ち着いた客室などを堪能できる、おすすめのお宿です。
天然の露天風呂「宝樹の湯」
海潮荘が誇る「宝樹の湯」は、あちこちに置かれた巨石と樹齢800年のシイの木が印象的な天然の露天風呂です。
泉質は低張性弱アルカリ性泉ナトリウム塩化物泉で、神経痛・筋肉痛・関節痛・疲労回復・慢性消化器病・慢性婦人病などに効能があるとされています。
露天風呂のほかに地下風呂(家族風呂)も設けられており、透明でありながらとろみのある良質なお湯をゆっくりと楽しむことができます。
湯上りに食べる極上の料理
囲炉裏を囲んでいただく地元の食材を活かした極上の料理も、海潮荘の魅力の一つです。
高級魚として知られる日本海の「のど黒」や、島根近海で獲れた「栄螺(サザエ)」、そして奥出雲の「和牛」などを使った料理を、湯上りに堪能することができます。また、冬季には猪肉を使った滋味豊かな「牡丹鍋」も楽しめます。
さらに、絶品の料理とともに味わう海潮荘オリジナルの日本酒「純米酒 赤川」「純米酒 宝樹」も人気です。
和の心地よさを感じる客室
海潮荘には、「川沿い」「中庭沿い」「特別室」の3種類の客室が用意されています。
川沿いの客室からは、手前を流れる川越しに、山々などの景色を一望することができます。一方、中庭沿いの客室は、自然の力強さを残しつつ程よく手入れされた中庭庭園を眺められるお部屋となっています。
また、海潮荘で2室しかない特別室は、広々とした空間と中庭庭園の眺めをぞんぶんに楽しめるお部屋です。
いずれのお部屋も和の心地よさを感じる客室となっており、古き良き「温泉宿」の風情を満喫することができます。
海潮温泉 海潮荘 基本情報
◆住所 | 〒699-1253 島根県雲南市大東町中湯石451 |
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◆営業時間 | 9:00~21:00 |
◆定休日 | 不定休 |
◆交通アクセス | ・JR「出雲大東駅」からバスで約10分 ・松江自動車道三刀屋木次ICから車で25分 ・山陰自動車道松江西ICから車で30分 |
◆泉質 | ナトリウム・塩素 |
◆効能 | リウマチ・痛風・火傷・創傷 神経痛・皮膚病・高血圧 |
◆お問い合わせ先 | 公式サイト:http://ushiosou.com/ TEL:0854-43-5000 |
海潮温泉のクチコミを紹介
海潮温泉を訪れた人たちの口コミ情報を紹介します。
口コミ①
料理全体に細かな気遣いを感じられました。朝粥もおいしかったです。棚田のお米とのこと。お湯はとても柔らかくて気持ち良かったです。お部屋も静で良かったです。今度は連泊したいかも。
引用元:https://maps.app.goo.gl/Kfo5orwj9EQ1xqQh7
口コミ②
海潮荘の素晴らしいところは沢山ありますが、やはりなんと言っても大岩ゴロゴロ野趣溢れる露天温泉は外せません。こんな露天風呂は見たことありません。温度もちょっとだけ緩い、いつまでも入って居ることのできる絶妙な温度(気温が15℃くらいだったのでそう思ったかも)。これだけでも行く価値あります。その他部屋からの景色も食事処の囲炉裏も素晴らしい!ともかく雰囲気がホントに落ち着きます。そして注目の食事ですが、これは情報なしに楽しんでもらいたいと思います。勿論コースによりますが、物価の安い島根の温泉宿ですから、ぜひ思い切ってもらうとその分満足してもらえると思います。島根県の美味しさをたっぷり楽しんでください。
引用元:https://maps.app.goo.gl/WsN29gdh5pjT1s4k8
口コミ③
とにかく温泉がいいです。当方、秘湯を守る会スタンプ帳4冊目の温泉ファンですがここも素晴らしい。お食事もキチンとした懐石で、場所柄、魚の鮮度は当たり前に良いです。あとお部屋のお茶が美味しく、ポットのお湯も90度設定になっているお気遣いも嬉しいです。
引用元:https://maps.app.goo.gl/YRXLGpc9VaXr4Gdk8
海潮温泉周辺の観光スポットをご紹介
「海潮温泉」の周辺には、さまざまな観光スポットがあります。ここでは、その中でも特におすすめのスポットを3つご紹介します。
海潮のカツラ
「海潮(うしお)のカツラ」は、地元では「かがみの宮」と呼ばれている日原神社の境内にある、国の天然記念物に指定されたカツラの巨木です。その昔、日原神社のある地域は「海潮村」と呼ばれていたことから、海潮のカツラという名前が付けられました。
幹の周囲は13m、高さは30m、枝張りは40mにも達します。現在、国内には天然記念物に指定されたカツラが7本存在し、海潮のカツラはその内の一つとされています。
古くから、雲南地方においてカツラの木は「たたら製鉄」にまつわるご神木として大切にされてきました。そうした歴史もあり、海潮のカツラも地域の人々の手によって今日まで守られ続けているのです。
◆住所 | 〒699-1253 島根県雲南市大東町中湯石 |
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◆交通アクセス | JR「出雲大東駅」から車で約10分 |
山王寺の棚田
「山王寺の棚田」は、「日本の棚田百選」にも認定されている棚田です。標高300メートルの山腹に約200枚の棚田が広がっており、地域の農家の人々によって大切に守られています。
棚田を一望できる展望台も設けられており、中でも、条件の整った早朝に見ることができる雲海は絶景です。
また、近年は青空市場で新鮮な野菜などを直売する棚田祭りや、稲作体験などのイベントも行われており、雲南市の人気観光スポットとなっています。
◆住所 | 雲南市大東町山王寺 |
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◆交通アクセス | 車/JR木次線「出雲大東駅」から車で約20分 松江自動車道三刀屋木次ICから車で約30分、または山陰道松江西ICから車で約30分 |
◆お問い合わせ先 | 雲南市商工観光 TEL:0854-40-1052 |
須我神社
「須我神社」は、その昔、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した須佐之男命(スサノオノミコト)伝説が色濃く残る神社です。
その昔、須佐之男命が妻である稲田姫(イナダヒメ)と共に奥出雲の地に降り立った際、美しい雲が立ち昇る様を見て詠んだとされる歌「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」。
この歌は「日本で一番古い和歌」とされており、そのことから、須我神社は「和歌発祥の社」としても有名です。
また、須我神社には、古くから本社と奥宮の両方を参拝する「二宮言詣り」の習わしがあり、本社と奥宮を二宮言詣りすることで、良縁結び、夫婦円満、子授けの御利益を受けることができるとされています。
◆住所 | 〒699-1205 島根県雲南市大東町須賀260 |
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◆交通アクセス | JR「出雲大東駅」から徒歩で約20分 |
◆お問い合わせ先 | TEL:0854-43-2906 |
まとめ
「海潮荘」の基本情報や口コミ情報、周辺の観光情報などを詳しくご紹介してきました。奥出雲の山々に周囲を囲まれ、昭和の風情を残す秘湯の雰囲気を満喫できる海潮温泉は、島根県を訪れる際に立ち寄ってみたいスポットの一つです。
温泉好きの方はもちろんのこと、普段それほど温泉に興味はないという方も、島根・出雲地方にご旅行をされる時にはこちらにご紹介した内容を参考に、ぜひ海潮荘をチェックしてみてください。