~雲南の秘湯巡りへ~波多温泉のご紹介
掛合町波多地区にある「波多温泉 満壽の湯」は、出雲の山々に抱かれた里山の秘湯です。神経痛や関節痛、皮膚トラブルなどに効能があり、地元民はもちろんのこと、県内外の温泉好きからも親しまれています。ここでは、波多温泉の基本情報や、周辺の観光スポットなどを詳しくご紹介します。雲南市を訪れる際には、ぜひ参考にしてみてください。
山あいの秘湯 波多温泉 満壽の湯
波多温泉 満壽の湯は、大自然に囲まれた山あいの秘湯です。お湯を汲める「温泉スタンド」として地域の人々に親しまれていた場所を利用し作られた温泉施設で、四季折々の風景を楽しみながら、良質な温泉に浸かることができます。
周囲には手つかずの自然が広がっており、里山歩きや山登りを楽しんだ後にゆっくり汗を流せる場所としても人気です。野鳥のさえずりを聴きながら、秘湯ならではの「癒しの時間」を過ごすことができるスポットとなっています。
波多温泉の泉質
波多温泉の泉質は「カルシウム・ナトリウムー硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性低温泉)」です。神経痛、きりきず、やけど、慢性皮膚病、筋肉痛、関節痛、五十肩、打撲、疲労回復など、幅広い効能があるとされています。
一方、禁忌症としては、急性疾患(特に発熱時)、結核、悪性腫瘍、重篤な心疾患、呼吸不全、腎不全、高度な貧血、妊娠中(特に初期・末期)などが挙げられます。これらに該当する場合は入浴を控えてください。
湯上がりに食べられる地元料理について紹介
波多温泉 満壽の湯の施設内には、地元の女性グループが運営するお食事処が併設されており、湯上りに地元料理が楽しめます。
お食事処 満寿
波多温泉 満壽の湯の施設内にある「お食事処 満寿」では、「ヤマメ塩焼き定食」や「どじょう柳川定食」など、地元の食材を使用した料理を提供しています。
また、バイキング形式の「手作りおでん」や「惣菜」、さらには「焼肉定食」「唐揚げ定食」「かつ丼」「カレーライス」「満壽ラーメン」などのメニューも充実。
良質の温泉でリフレッシュをした後に、窓の向こうに広がる里山の風景を眺めながら、地元のお母さんたちの手料理を味わうことができます。
波多温泉 基本情報
◆住所 | 〒690-2703 雲南市掛合町波1171-1 |
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◆営業時間 | 10:00~20:00 |
◆定休日 | 水曜日(祝日の場合は翌日) |
◆料金 | 大人310円 小・中学生150円 幼児無料 ※毎月26日(風呂の日)は大人200円、小・中学生100円 |
◆駐車場 | 有(乗用車20台) |
◆交通アクセス | ・車での行き方 松江自動車道吉田掛合ICより車で約30分 ・電車・バスでの行き方 電車:JR「木次駅」から車で約40分 バス:飯南町生活路線バス「波多駐在所前」から徒歩で約5分 |
◆お問い合わせ先 | 波多温泉 満壽の湯 TEL:0854-64-0800 |
波多温泉の口コミ情報
波多温泉を訪れた人たちの口コミ情報を紹介します。
口コミ①
畑の中にある温泉。すぐ隣が田んぼや畑で、田舎好きにはたまらないシチュエーションです。たぬきときつねと田舎暮らしみたいな雰囲気の場所で、なかなかいいです。お風呂は小さくて5人も入ればいっぱいです。湯船から外が見えるので、少し開放感あります。硫酸塩泉、弱アルカリ性です。女性には嬉しい美肌効果が期待できます。食事や休憩場所もあります。漫画や小説を持って行ってゴロゴロがいいでしょう。
引用元:https://maps.app.goo.gl/9Vsco8Kgd395dJGX7
口コミ②
内湯だけで露天風呂はありません。安い!(大人310円)食事出来ます!(冬季はクローズ)大晦日もやってます!乾燥肌の私にとても相性の良いお湯でした!トロミなくサラッとしたお湯です。いつも保湿剤が必要な肌ですが、全く肌荒れが無く、痒みも無くなり、その日は快適に過ごす事が出来ました。
引用元:https://maps.app.goo.gl/6CEA2oewfSEFheMQ8
口コミ③
浴槽小さ目、洗い場4つ、ちょっと小ぢんまりしてますが浴槽から眺める山の緑が最高で、のんびり過ごすには最高の場所です。入浴料金310円とビックリ価格です。1000円あったらお風呂入って食事して満足出来ます。僕はリピーターです。
引用元:https://maps.app.goo.gl/spkmBrL51CfujcKp8
波多温泉周辺のおすすめ観光スポット
「波多温泉」の周辺には、さまざまな観光スポットがあります。ここでは、その中でも特におすすめのスポットを3つご紹介します。
石照庭園
「石照庭園(せきしょうていえん)」は、日本を代表する造園家・伊藤邦衛の設計した日本庭園です。手入れの行き届いた杉の森を背景にした2ヘクタールの回遊庭園に、流れ落ちる大小の滝や、滝の流れを受け止める池泉、美しい苔庭、数寄屋造りの和室や観音堂などが配置されています。
山を覆う1万株のシャクナゲや、樹齢数百年の巨木、そして中国地方最多の400種の花しょうぶが有名で、花が盛りを迎える季節には県内外から多くの人々が訪れるスポットです。また、夏には地下105mから汲み上げた地下水を使った流しそうめんを楽しむこともできます。
◆住所 | 〒699-1342 島根県雲南市木次町平田472 |
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◆営業時間 | 10:00~16:00 |
◆定休日 | 水曜日(5月、6月、11月は無休) |
◆料金 | 大人600円 中・高生350円 子供250円 |
◆駐車場 | 有 無料 普通車35台 大型バス駐車可 |
◆交通アクセス | 松江自動車道「雲南吉田IC」から車で約5分 三刀屋木次インター・JR木次駅から車で20分、出雲空港から40分 |
◆お問い合わせ先 | 石照庭園 TEL:0854-48-0033 公式サイト:https://www.sekisho-teien.com/ |
鉄の歴史博物館
「鉄の歴史博物館」は、鉄づくりの歴史や技術、鉄の果たした役割などを、さまざまな展示物を通して知ることができる博物館です。
日本では、古代から近世にかけて「たたら製鉄」と呼ばれる製鉄法が盛んに行われていました。そして、雲南市は古くからたたらと深い関係を持つ土地として知られています。
敷地内には「たたら製鉄とその技法」をテーマにした展示1号館、「鉄山経営と鍛冶集団」をテーマにした展示2号館があり、豊富な資料を通して、たたら製鉄はどのように行われ、当時の人々の暮らしにどう関わっていたのかを今の時代に伝えています。
◆住所 | 〒690-2801 島根県雲南市吉田町吉田2533 |
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◆営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:00まで) |
◆定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 、年末年始(12/29~1/3) |
◆料金 | 大人520円 小中学生260円/団体(20名以上)一般410円 小中学生210円 |
◆駐車場 | 有 5台 無料 |
◆交通アクセス | 松江自動車道「雲南吉田IC」から車で約5分 |
◆お問い合わせ先 | 鉄の歴史博物館 TEL:0854-74-0043 |
八重山神社
「八重山神社」は、八重山の岩窟に棲みついた魔神を、須之男命(スサノオノミコト)が退治したという伝説が残る神社です。切り立った岸壁のくぼみに拝殿や本殿が建てられており、二度と魔神が棲みつかないようにという意味を込めて、伊邪那岐神(イザナギノミコト)、天照皇大神(アマテラスオオミカミ)が祀られています。
火事で一度消失したものの、1734年(享保20年)に松江藩主によって再建され、牛馬の神様として信仰を集めて続けています。かつて7冠馬として活躍した名馬・シンボリルドルフの馬主も、八重山神社の信仰者であったという逸話があるほどです。
また、神社に向かう途中には「日本の滝100選」に指定された「八重滝」があり、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
◆住所 | 〒690-2702 島根県雲南市掛合町入間57 |
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◆交通アクセス | 松江自働車道「吉田掛合IC」から車で約15分 |
◆駐車場 | 有 |
◆お問い合わせ先 | TEL:0854-62-1260 |
菅谷高殿
「菅谷高殿」は、国の重要有形民俗文化財に指定された、全国で唯一現存する高殿様式の建物です。高殿とは、かつて「たたら製鉄」が行われていた場所のこと。映画「もののけ姫」に登場するたたら場は、菅谷高殿がモデルになったとも言われており、映画のワンシーンに入り込んだ気分を味わうことができます。
また、高殿の隣に立つ桂の木は、たたらの神様である「金屋子神」が降り立ったご神木とされています。毎年、春の芽吹きの季節に葉を真っ赤に染める姿はとても神秘的で、巨木に火の神が舞い降りたかのような光景は畏怖さえも感じさせる美しさです。
◆住所 | 〒690-2801 島根県雲南市吉田町吉田1214 |
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◆営業時間 | 9:00~17:00(入館は16:00まで) |
◆定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12/29~1/3) |
◆料金 | 入館料:大人310円 小・中学生210円/団体(20名以上)大人260円 小・中学生150円 |
◆交通アクセス | 松江自動車道「雲南吉田IC」から車で約10分 |
◆お問い合わせ先 | 公益財団法人鉄の歴史村地域振興事業団 TEL:0854-74-0311 |
まとめ
「波多温泉」の基本情報や口コミ情報、周辺の観光情報などを詳しくご紹介してきました。のどかな里山の中にあり、知る人ぞ知る秘湯の醍醐味を満喫でき波多温泉は、島根県を訪れる際に立ち寄ってみたいスポットの一つです。
温泉好きの方はもちろんのこと、普段それほど温泉に興味はないという方も、島根・出雲地方にご旅行をされる時にはこちらにご紹介した内容を参考に、ぜひ波多温泉をチェックしてみてください。