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イチョウ

秋を彩る大イチョウと金言寺についてご紹介

樹齢700年の大イチョウが迫力満点の金言寺は、島根県奥出雲の人気観光スポットのひとつ。
記事では、金言寺の魅力や見どころや周辺の観光地についてご紹介していくので、奥出雲の観光に行く際の参考にしてみてくださいね。

金言寺とは?

金言寺は、島根県奥出雲にあるお寺で、正安2年(1300年)に日蓮聖人の孫弟子にあたる日尊上人によって開山されました。
奥出雲の人気観光スポット、「金言寺」はどのような場所なのか詳しくご紹介していきますのでチェックしてみてください。

金言寺について

イチョウ寺
樹齢722年の大イチョウが有名な金言寺は、趣あるかやぶき屋根のたたずまいと水面に映る美しい大イチョウの風景から、島根県奥出雲の憩いの場所として古くから愛されてきたお寺です。
大イチョウの圧巻の存在感はもちろん、緑豊かな周辺の雰囲気も含めて心が安らぐような場所になっています。
金言寺の宗派は日蓮宗。正安2年に開かれたお寺です。
今から722年前鎌倉時代、日興上人は総本山身延山に近い本門寺を布教活動の拠点としていて、そこで多くの弟子や信者の教育に当たっていました。
備後路より中国山地を超え、最初に定めた布教の地である島根県奥出雲の馬木に入り、そのほか安養寺、妙鋼寺を改宗。
百年後、熱心な法華信者となった夕景城主初代馬來氏網により日蓮宗が広まったといわれています。

金言寺と大イチョウの歴史

当時の鎌倉時代は、コロナ禍の時と同じように疫病が蔓延していたため、苦しむ民衆や社会を救済するために、法華経の教えを説き、安穏な社会の実現を目指していました。
社会が混沌とする現状の解決を求めて白熱した問答が続き、最後に囲碁の対局となったころには夜も更け、対局後イチョウの樹で作られた碁盤を日尊上人が庭先に置かれたところ、後にその碁盤から芽が出て、現在の大イチョウになったという言い伝えがあります。
碁盤から芽が出たという金言寺の大イチョウは非常に生命力の強い樹で、当時から信仰を集めていました。
近年は見事な大イチョウがテレビや新聞で紹介されるなど、全国的に知名度があがり、県内からはもちろん、県外からも多くの参拝者が訪れて賑わっています。

金言寺 基本情報

◆住所〒699-1941
仁多郡奥出雲町大馬木1060
◆交通アクセス庄原ICまたは東城ICより車で約60分、高野ICより車で約60分、JR出雲三成駅より車で20分
◆駐車場敷地内に20台(駐車料金500円)
◆お問い合わせ先奥出雲町観光協会 TEL:0854-54-2260

金言寺の見どころ

金言寺の一番の見どころは何と言っても、圧倒的な存在感を放つ「大イチョウ」です。
下記では大イチョウの見ごろや歴史など、見どころについてご紹介していきます。

天然記念物「大イチョウ」

紅葉
圧倒的な存在感を放つ大イチョウは、金言寺の大きなみどころで、必ずチェックしておきたいスポット。
樹高33m、伝説樹齢722年という黄金に輝く大イチョウは、美しい景観が認められて島根県景観大賞を受賞しました。
宗旨をかけて日尊上人と囲碁の対戦をし、対戦に敗れた金言寺の住職が、基盤を庭先に置いたところ、その基盤から芽萌えしたという伝説を残しています。
枝下には気根があり、乳房に似ていることから、授乳に霊験があるとされ、子育て中の母親の信仰を集めた霊木ともなっています。
強い生命力と圧巻の雰囲気で、金言寺と共に親しまれてきた樹木は四季折々様々な魅力を持っています。
春には新緑、夏には涼しい天然の冷風、秋には黄色に色づき、かやぶき屋根に舞う落葉の季節には美しい黄色い絨毯、冬には厳しい冬の寒さを耐え忍ぶ姿と、春夏秋冬を通じて違った顔を見せてくれる大イチョウ。
なかでも人気の時期である大イチョウの紅葉が綺麗に観られる見ごろは10月下旬~11月上旬。
一面に広がる黄金色のじゅうたんは金言寺ならではの絶景で、地元の方のみならず、この大イチョウを見るために県外から訪れる方も多いんだとか。
日が沈むとライトアップされ、夜の暗闇に浮かび上がる大イチョウが幻想的で、奥出雲自慢の絶景ポイントになっています。
11月初旬の黄葉と田んぼに水を張ったときに見られる「逆さイチョウ」は神秘的な光景が人気で、2つの木を一緒に写せる撮影スポットは要チェックですよ。

金言寺近くの観光スポット

金言寺の観光をしたあとは、周辺の観光地もあわせて観光するのがおすすめ。
自然たっぷりの奥出雲はマイカーや、レンタカーでゆっくりとドライブしながら散策するのが便利。
ここでは、金言寺の近くの観光スポットについてご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

奥出雲おろちループ

おろちループ2
ヤマタノオロチをイメージしたという奥出雲おろちループは、広島県と島根県をつなぐ国道314号線の坂根~三井野原区間を一気に駆け上るため造られました。
大小11の橋と3つのトンネルからなる日本最大級の二重ループ方式道路で、なかでも三井野大橋の赤いアーチは、存在感抜群で写真映えするフォトジェニックな場所として人気の観光スポット。
道の駅奥出雲おろちループや、奥出雲鉄の彫刻美術館が隣接しているので、食事をしたり、旅のお土産を購入したりすることも可能です。
宿泊施設に泊まって奥出雲の自然や美味しい特産品などをゆっくりと楽しめます。

◆住所〒699-1811
島根県仁多郡奥出雲町八川2500-294
◆交通アクセスJR「三井野原駅」から徒歩で約10分
◆お問い合わせ先道の駅奥出雲おろちループ TEL:0854-52-3111

おろちループでスリルを味わう!絶景スポットをご紹介

鬼の舌震

緑谷
奥出雲おろちループから約25分の場所にある鬼の舌震は、国指定の名勝で天然記念物に指定されているV字峡谷。
巨岩や奇岩が連なる美しい景観を見ながら散策することができるスポットです。
神話のふるさと奥出雲ならではの名前の由来や数多くある見どころなど、鬼の舌震についての記事はこちらをチェック!

◆住所島根県仁多郡奥出雲町三成宇根
◆交通アクセスJR木次線出雲三成駅から車で約10分
JR木地線出雲横田駅から車で約15分
◆利用料金無料
◆休業日なし(冬季は積雪が多く、除雪されないため入場はお控えください)
◆駐車場情報宇根駐車場 普通車50台 大型10台
下高尾駐車場 普通車50台 大型15台
◆お問い合わせ先奥出雲町観光協会 TEL:0854-54-2260

鬼の舌震でマイナスイオンを味わう!話題の大自然スポットをご紹介

まとめ

金言寺は、奥出雲の人気観光スポットである「奥出雲おろちループ」や「鬼の舌震」からもすぐ近く、合わせて観光に訪れるのにおすすめの場所です。
金言寺と、そのシンボルツリーでもある大イチョウの樹は、自然と生命力やみなぎるパワーを感じられるようなパワースポット。
四季折々の美しさを見せてくれる金言寺や奥出雲の観光スポットはいつ行っても楽しめること間違いありません。
ぜひ、奥出雲の自然やパワー、魅力を感じる旅へ出かけてみてはいかがでしょうか?

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