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可部屋1

VIVANTにも登場した可部屋集成館についてご紹介

可部屋集成館は島根県奥出雲にある歴史資料館です。
可部屋集成館のある島根県仁多郡奥出雲地方は、山陰を代表する人気観光スポット「出雲大社」「松江城」などから車で約1時間ほどの場所にある自然豊かな山里で、古くから伝わる鉄づくり「たたら製鉄」で有名な場所。
記事では、可部屋集成館の歴史や展示など可部屋集成館の魅力をたっぷりご紹介していきます。

可部屋集成館とは

島根県奥出雲の観光地、可部屋集成館とはどのような場所なのでしょうか。
見どころや歴史など、可部屋集成館を訪れる前に知っておくと観光もより楽しむことができるので事前にチェックしましょう。
玄関
可部屋集成館とは、江戸時代に「たたら製鉄」と呼ばれた製鉄業で栄えた奥出雲櫻井家に長年累代にわたり伝えられてきたものを集成した歴史資料館です。
集成館は、鉄筋平屋建和風の入母屋造りで、面積約460平方メートル。
同一敷地内にある「櫻井家住宅」は国の指定文化財、庭園は国指定の名勝となっていて、島根県奥出雲の有名な紅葉名所としても知られており、秋には紅葉を観に県内外からたくさんの観光客が訪れる場所になっています。
紅葉
また、可部屋集成館は日本遺産「出雲國たたら風土記~鉄づくり千年が生んだ物語~」の構成文化財になっていて、奥出雲ならではの歴史や風土が感じられるスポットです。

可部屋集成館 基本情報

◆住所〒699-1621
仁多郡奥出雲町上阿井1655
◆営業時間9:00~16:30
◆休業日毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
◆料金【集成館】 
大人700円・高校大学生400円・小中学生300円
【庭園】
大人400円・高校大学生300円・小中学生200円
【集成館・庭園共通券】
大人1,000円・高校大学生650円・小中学生450円
◆交通アクセスJR木次線出雲三成駅から奥出雲交通バス内谷行き約24分
終点で下車後徒歩約5分
◆駐車場有 50台 無料
◆お問い合わせ先可部屋集成館 TEL:0854-56-0800

 

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可部屋集成館の展示について

刀
可部屋集成館は、櫻井家のたたら製鉄の歴史と、伝来する美術品や古文書など約4,500点あまりを公開・展示しています。
主にたたら製鉄に関する道具や有形民俗資料などの作品が展示されていて、たたら関係の資料、不昧(松平治郷)直筆の掛け軸、古文書、当家で常用されていた調度品、武具などが見られます。
また、季節ごとにテーマを変えた企画展などの特別展示も開催されているので、何度行っても楽しめますよ。
展示

 

可部屋集成館の庭園について

庭1
可部屋集成館の見どころの一つでもある庭園は、周囲の景観と共に島根県随一の紅葉スポットとしても有名。
この庭園は、1803年に松江藩の7代目藩主であった松平不昧公(まつだいら ふまいこう)の御成を迎えたときに造られました。
松平不昧公が「岩浪」と命名した滝は、美しい庭園のなかでも見どころ。
国の名勝になっている庭園の日本ならではの雰囲気は、紅葉の時期はもちろんのこと、四季折々の色合いを見せる自然は紅葉以外の時期にも美しく、奥出雲の観光には外せないおすすめスポットになっています。
さらにこの庭園では、ドラマ「VIVANT」のロケ地として使われ話題を集めました。
主人公の実家としてこの櫻井家住宅が使われ、重要なシーンで登場し一気にその名前が全国に知れ渡りました。
庭園だけではなく、お屋敷でも撮影され今ではファンの方が訪れる聖地になってきています。
庭園のみの見学も可能ですが、せっかく訪れるのならたたら製鉄や歴史のある美術品もあわせてゆっくりとチェックしましょう。

 

可部屋集成館の歴史と櫻井家について

櫻井家は、島根県奥出雲町で歴史に名を残す戦国武将であった、武将 塙団右衛門(ばん だんえもん)の末裔家です。
大坂夏の陣で始祖討死のあと、嫡男直胤は母方の姓「櫻井」を名乗り広島の福島正則に仕えましたが、同家改易の時広島の郊外「可部郷」に住み鉄山業を営みます。
櫻井家は1644年頃に奥出雲に移り住み、出雲古来の製鉄方法であるたたら製鉄業を営み、江戸時代に松江藩の鉄師頭取役を務めました。
仁多地方の田畑の開墾、造林など地域産業の発展に寄与し、教育文化の振興に尽力した櫻井家は、田部、絲原家とともに鉄山御三家といわれ、現在も奥出雲の歴史を語る上で欠かせない存在。
櫻井家の現存する主屋は、江戸時代中期1738年に建てられたもので、主屋をはじめ、後座敷、釜屋、5棟の土蔵が国の指定重要文化財になっています。

 

可部屋集成館と併せて訪れたい周辺観光スポット

可部屋集成館の周辺には、一緒に観光に訪れたいたたら製鉄に関するスポットがあります。
宿泊でゆっくり観光するのも良いですが、出雲市や松江から日帰りで奥出雲を観光することもできますよ。
可部屋集成館の近くの観光地についてご紹介します。

絲原記念館

記念館
山の中にある荘厳な屋敷、絲原記念館はたたら製鉄の名家である絲原家の屋敷群。
絲原家住宅の建物の一部は見学が可能で、格式高い意匠の建物を体験できる施設になっており、たたら製鉄に関する貴重な古文書などの資料を展示する記念館になっています。
奥出雲の山々を模した美しい庭園は、出雲流庭園で細長い短冊石と丸い石で組んだ飛び石が特徴的。
敷地内にあるカフェも趣があっておすすめです。

◆住所島根県仁多郡奥出雲町大谷856

◆開場時間9時~17時(最終入館16時まで)
◆料金【共通券】
通常料金:大人 1,000円 大学生・高校生 700円 中学生・小学生 300円
冬季料金:大人800円 大学生・高校生 550円 中学生・小学生 250円
【記念館】
通常料金・冬季料金:大人 650円 大学生・高校生 450円 中学生・小学生 250円
【庭園・洗心乃路】
通常料金:大人 400円 大学生・高校生 300円 中学生・小学生 150円
冬季料金:大人 200円 大学生・高校生 150円 中学生・小学生 50円
※入場料は「記念館」「庭園」「洗心乃路」の3か所一括徴収になります。

冬期間(12月1日~3月31日)は別途となります。

◆駐車場乗用車80台、無料
◆お問い合わせ先0854-52-0151

「絲原記念館・絲原家庭園」奥出雲で栄えた名家について

 

たたらと刀剣館

刀剣館
たたらと刀剣館は、島根県奥出雲で古代から現代まで続くたたら製鉄について学べる博物館。
たたら製鉄の歴史や、日本で唯一操業されている日刀保たたらの操業の様子についてパネルや映像で見ることができます。
実物大の模型や体験できる吹子も必見、小さなお子様からご年配の方まで幅広い世代の方が楽しめる観光スポットになっています。

◆住所〒699-1832
島根県仁多郡奥出雲町横田1380-1
◆営業時間10:00~17:00(入館は16:30まで)
◆定休日毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
12月28日~1月4日
◆料金・入館料
大人:530円(410円)
小中学生:260円(210円)

・刀剣鍛錬実演
大人:1,270円(1,050円)
小中学生:630円(530円)
※( )内団体料金
◆交通アクセスJR木次線出雲横田駅から徒歩15分
◆駐車場有 30台 無料
◆お問い合わせ先奥出雲たたらと刀剣館 TEL:0854-52-2770

鉄を生んだ聖地「奥出雲たたらと刀剣館」についてご紹介

 

まとめ

豊かな自然のある町、奥出雲の観光スポットとして有名な可部屋集成館。
島根県奥出雲地方には、は可部屋集成館のほかにもたたら製鉄について学べるスポットがたくさんあるので、他の観光地と併せてゆっくりドライブしながらゆっくりと観光するのがおすすめです。
週末は島根県にある奥出雲へ、たたら製鉄の歴史を知る旅へ出かけてみるのはいかがでしょうか。

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