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山陰本線と日本海

車なしでも楽しめる島根観光!1泊2日おすすめプランをご紹介

島根には、出雲大社をはじめとして神話や歴史に彩られた魅力的なスポットがたくさんあります。今回は車なしでも楽しめる1泊2日の島根観光プランをご用意しました。自然豊かな神話の里・島根の魅力を満喫できるプランとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。

車なしでも移動できる島根観光1泊2日

飛行機で島根を訪れる場合、気になるのが旅先での移動手段です。「レンタカーを借りないと移動が難しいのでは?」と心配する方も多いかもしれません。
ですが、車がなくても島根観光を楽しむことは可能です。電車やバスなど公共交通機関を使えば安心して島根の観光地を巡ることができます。
それでは早速おすすめのプランをご紹介します!

1日目 縁結びの聖地・出雲へ

まずは日本屈指のパワースポットと呼ばれる出雲市へ行ってみましょう。

出雲空港から出雲大社へ

空港
島根の空の玄関口「出雲空港」に到着したら、「空港連絡バス」で出雲大社に向かいます。
JR出雲市駅までバスで行き、一畑電鉄もしくは路線バスに乗り換えて出雲大社にアクセスする方法のほか、出雲大社への直通バスも1日2本運行されています。
出雲空港から出雲大社までの所要時間は約40分です。

出雲大社と神門通りを満喫

神楽殿
出雲大社は、日本最古の歴史書である「古事記」にも登場する由緒正しき古社です。「大黒様」としても馴染みの深い大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)を主祭神とし、国内随一の縁結びの神として知られています。国宝の本殿や日本最大級の大注連縄(おおしめなわ)が飾られた神楽殿など、見どころ満載。神々の息吹を感じながら、荘厳なひと時を過ごすことができます。
また、宇迦橋(うがばし)の大鳥居から出雲大社の正門へと伸びる「神門通り」も見逃せないポイントです。名物の出雲そばをはじめとしてさまざまなグルメが楽しめるお店やお土産屋さんなどが立ち並び、観光気分を盛り上げてくれます。下記の内部リンクでは出雲大社に訪れた際の正しい参拝方法をご紹介していますのでぜひチェックしてみてください。

出雲大社参拝のすべて: 正しい作法とおすすめ参拝スポット

お昼はやっぱり「出雲そば」

割子そば
島根旅行一日目のお昼は、出雲を代表する郷土の味「出雲そば」を味わいましょう。「挽きぐるみ」と呼ばれる、そばの実だけでなく甘皮までを挽いたそば粉を使った出雲そばは、一般的なそばに比べて風味が強いのが特徴。椀に盛られたそばに直接つゆをかけていただくのが、出雲ならではの食べ方です。
神門通り沿いには人気のお蕎麦屋さんがたくさんあり、店によってそば粉の配合やそばつゆの味などが異なるので、食べ歩きをしてみるのも楽しいですね!

稲佐の浜と弁天島

稲佐の浜の夕日
出雲大社を参拝して神門通りで出雲そばを堪能したら、食後の腹ごなしもかねて、徒歩で15分ほどの場所にある「稲佐の浜」と「弁天島」にも立ち寄ってみましょう。
稲佐の浜は国譲り・国引きの神話で知られる浜です。浜辺の奥に立つ屏風岩にはその昔、大国主大神と建御雷之男神(たけみかづちのおのかみ)が国譲りの交渉をしたという言い伝えが残されています。
また、稲佐の浜で一際目立つ弁天島は、地元の人々から「べんてんさん」と呼ばれ親しまれている小さな島です。頂上には海の神様である豊玉毘古命(とよたまひこのみこと)を祀る祠が建てられています。白く美しい砂浜は「日本の渚百選」に選ばれており、さらに、弁天島をシルエットとして夕日が沈む景観は「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして日本遺産にも登録されています。

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自然と歴史の町「雲南市」へ

稲佐の浜で美しい景色を堪能した後は、自然と歴史の町「雲南市」へ向かいます。

隠れたパワースポット「須我神社」


まずは、出雲大社から電車とバスを乗り継いで2時間ほどの場所にある「須我神社」を訪れます。須我神社は八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治した須佐之男命(スサノオノミコト)伝説が色濃く残る神社です。
その昔、須佐之男命が妻である稲田姫(イナダヒメ)と共に奥出雲の地に降り立った際、美しい雲が立ち昇る様を見て詠んだとされる歌「八雲立つ 出雲八重垣 つまごみに 八重垣つくる その八重垣を」。
この歌は「日本で一番古い和歌」とされており、そのことから、須我神社は「和歌発祥の社」としても有名です。また、須我神社には古くから本社と奥宮の両方を参拝する「二宮言詣り」の習わしがあり、本社と奥宮を二宮言詣りすることで、良縁結び・夫婦円満・子授けの御利益を受けることができるとされています。

和歌の始まりと神話の舞台「須我神社」についてご紹介

海潮温泉でゆったりと

海潮荘の温泉
出雲神話の世界に触れて、神々のパワーをたっぷりと受けた後は、1日目の宿がある「海潮温泉」に向かいます。須我神社から海潮温泉まではバスで20分ほどの距離です。
海潮温泉は、733年(天平5年)に完成した「出雲風土記」にも登場する、1300年の歴史を持つ温泉です。泉質は低張性弱アルカリ性泉ナトリウム塩化物泉で、神経痛・筋肉痛・関節痛・疲労回復・慢性消化器病・慢性婦人病などに効能があるとされています。
そんな海潮温泉にある「海潮荘」は知る人ぞ知る山間の宿として、温泉マニアはもちろんのこと、県内外からさまざまな人が訪れる、隠れた人気スポットとなっています。
こぢんまりとした木造二階建ての建物には、秘湯のたたずまいが満載。森林浴をしながら温泉が楽しめる天然露天風呂や、地場産の食材を存分に活かした絶品料理、木の香りが漂う落ち着いた客室などを堪能できる、おすすめのお宿です。良質の温泉に浸かって旅の疲れをほぐしたら、島根旅行1日目は終了となります。

雲南の秘湯、絶対に行くべき「海潮温泉」とは

2日目 島根の中心地・水の都 松江へ

2日目は「水の都」としても知られる島根の中心地・松江へ向かいます。

八重垣神社

鏡の池
2日目最初の目的地は、縁結びのご利益で知られる「八重垣神社」。海潮温泉からはバスと徒歩を組み合わせて1時間ほどの距離です。
須佐之男命と稲田姫命を祀る八重垣神社には、前日訪れた須我神社と同じく、八岐大蛇伝説が残されています。
拝殿の裏に広がる佐久佐女(さくさめ)の森は、須佐之男命が八岐大蛇と戦った際に稲田姫命を隠したとされる場所で、森の奥にある鏡の池で行う「縁占い」は若い女性に大人気。
紙の上に硬貨をのせて、沈むのが早いと縁が早く訪れ、遅いと縁は遅く訪れると言われています。
また沈む位置によって身近な人だったり遠い人と出会うとかもも分かると言われいます。
縁結びのお守りや美のお守りなども多数用意されており、お土産にも最適です。

おさえておきたい縁結びといえば出雲大社と八重垣神社!池に浮かべる縁結び占いもやってみよう

松江城

晴天の松江城
八重垣神社で縁結びパワーをゲットしたら、バスで30分ほどの距離にある「松江城」に向かいましょう。
城下町・松江のシンボル的な存在である松江城は、全国に現存する12天守の一つとして、2015年には国宝に指定された名城です。姫路城・彦根城・松本城・犬山城と並ぶ5城の一つとしても有名で、お城ファンをはじめとして、多くの観光客が訪れる人気スポットとなっています。外観は4重、内部は5階地下1階付きの構造となっており、城の最上階にある「天狗の間」からは、周辺の市街地や宍道湖など松江の絶景を一望することができます。まつえ時代案内人による「まつえ時代案内人と巡る登閣ツアー」も催されており、松江城をディープに楽しみたい方にはおすすめです。

歴史と文化を感じる松江城!松江城のみどころと周辺の観光スポットをご紹介!

城下町巡りと和菓子を堪能

松江の和菓子
松江城を見学した後は、お城の周りに広がる城下町を散策してみるのもおすすめです。
中でも、城のお堀沿いにある武家通り「塩見縄手」は、江戸時代の風情を残すエリアとして人気。ラフカディオ・ハーンの名でも知られる郷土の小説家・小泉八雲の旧居をはじめとして、さまざまな観光スポットが点在しています。また、松江城の周辺では絶品の和菓子を堪能することもできます。紅白の丸餅が入った「出雲ぜんざい」や、食べ歩きに人気の「ぶぶだんご」、さらには上生菓子の抹茶のセットなど、さまざまなグルメを楽しめます。

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堀川遊覧船

堀川遊覧船
甘いものでエネルギーチャージをしたら「堀川遊覧船」に乗ってお堀巡りに出発! 江戸時代の面影が残る「歴史地区」、レトロモダンな雰囲気が漂う「市街地区」、そして木々に囲まれた静かなロケーションを堪能できる「自然地区」の3つのエリアを巡るコースが人気です。また、「大手前広場乗船場」「松江堀川ふれあい広場乗船場」「カラコロ広場乗船場」の3か所の乗り場が用意されていて、一日乗船券を購入すれば、どの乗船場からでも下船や乗船が可能となっています。船と徒歩を上手に組み合わせて、心ゆくまで城下町の散策を楽しみましょう。

出雲空港を出発

空港のお土産
最後はバスを利用して出雲空港に戻ります。JR松江駅からは出雲空港行きのリムジンバスが
出ているのでぜひ活用しましょう。松江城から出雲空港までは50分ほどの距離です。
空港内にある「株式会社いずも 出雲空港ショップ」と「JAL PLAZA」では、島根のお土産を多数取り扱っています。島根の思い出とともにお土産をバッグに詰め込んで、帰路につきます。

車なしでも快適に島根観光を楽しむためのポイント

車なしでも快適に島根観光を楽しむためのポイントとして、主に次の2つが挙げられます。

公共交通機関を活用する

島根の主要な観光スポット周辺では、バスや電車などの公共交通機関が比較的発達しています。そのため、それらの公共交通機関を上手く活用することで、効率的に目的地を巡ることができます。
ただし、場所によっては一日の運行本数が少ないケースもあるため、事前にルートや時刻表を調べておくことが大切です。

周辺の宿泊施設をチェックする

事前に宿泊場所を決めてから移動することも大切です。旅先でその日の宿を探そうと思っても、空き部屋がなかったり、そもそも宿がなかったりすると、見知らぬ土地で途方に暮れる羽目になるかもしれません。
そんな事態を避けるためにも、目的地の周辺にある宿泊施設のチェックや予約はあらかじめ行っておくことをおすすめします。
また、土地勘のない場所では、思った以上に移動時間がかかって、到着が夜中になってしまうケースも珍しくありません。移動時間を把握し、余裕をもって行動することが重要と言えるでしょう。

まとめ

ここまで、車なしでも島根の魅力を堪能できる1泊2日のプランをご紹介してきました。
神話の世界に触れられる古社や、歴史ある名城、そして絶品のご当地グルメを味わえるお店など、島根には魅力的なスポットがたくさんあります。
こちらにご紹介した内容を参考に、ぜひ島根観光を楽しんでみてください。

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