島根・出雲観光なら行っておきたい観光スポット5選!
島根県は、古くからの歴史と豊かな自然が共存する地域であり、観光スポットや人気のグルメなど数多く存在しています。
そこで島根の住人がここは抑えておいた方が良いと思うおすすめスポットを厳選。
ぜひ島根県への旅行を計画して、魅力あふれるこの地域を体験してみてください!
島根県ってどんなところ?
島根県は中国地方北部に位置し、南は中国山地、北は日本海に囲まれ数多くの温泉地や美しい景勝地が点在しています。
中でも出雲大社や松江城などの歴史的建造物、そして石見銀山や宍道湖などの自然豊かな景勝地は観光客のみなさんに人気です。
島根県の離島には隠岐島や領土問題の残る竹島などがあり、隠岐諸島は島根半島から北に40~80kmにあり、後鳥羽上皇や後醍醐天皇の「天皇の島流し」でも知られています。
県庁所在地の松江市にある国宝「松江城」、出雲市には縁結びで有名な「出雲大社」があり、日本最古級の神社として知られ、毎日多くの参拝者が訪れています。
出雲大社が存在していることから「古事記」や「日本書紀」などの日本神話に度々登場する土地でもあります。
1、出雲大社
・出雲大社とは?
出雲大社は縁結びの神様が祀られていることでも有名で、古事記や日本書紀にも登場する由緒ある神社です。
日本神話に登場することからも推察できる通り数千年の歴史を誇ります。
現在の出雲大社の本殿は国宝に指定されており、延享元年(1744年)に造られ、これまでに3度の遷宮が行われてきました。
現在の本殿の高さは24メートルですが、出雲大社の社伝によると太古の時代の出雲大社本殿の高さは約96メートルと今の4倍ほどあったそう。
・出雲大社に祀られている神様は?
縁結びの神・福の神として名高い出雲大社は、日本最古の歴史書である「古事記」にも建設の由縁などが記されています。
明治時代初期までは杵築大社(きづきたいしゃ)と呼ばれていました。
主祭神は「だいこく様」でお馴染みの大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)で、古事記によると大国主大神が高天原の天照大神(アマテラスオオミカミ)に国を譲った際に造られた宮殿が出雲大社の始まりとされています。
大国主大神は出雲王朝を繁栄させ、多くの女神とご縁があったそう。そこから「縁結びの神様」と言われる由縁となったといわれています。
出雲大社公式ホームページ
・出雲大社周辺のグルメなら「神門通り」がおすすめ!
出雲大社の正門前には神門通り(しんもんどおり)という商店街があり、歩いて片道5分ほどの距離に数多くのお店があり、休日は観光客で賑わっています。
日本三大そばの一つで知られる「出雲そば」や日本発祥の地といわれる「ぜんざい」など人気のグルメから、出雲でしか味わうことのできないスイーツなどズラリ!
無料の休憩スペースなども複数設けられており、のんびり買い物を楽しみたい方にもおすすめです。
神門通りにある「ご縁テラス」は出雲大社へ参拝前に寄っていただくと出雲大社の施設が説明と共に掲載されているので役立つでしょう。
また、神門通りのお店の地図も無料配布されており、行きたいお店をすぐに探せるようになっています。
2、出雲日御碕灯台
・出雲日御碕灯台とは
出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)は日本一の高さを誇る白亜の灯台で、断崖絶壁の海岸線なども拝める観光名所です。
島根半島の最西端にそびえ立つ出雲日御碕灯台は明治36年(1903年)に設立されました。海面から灯台の灯火までの高さが63.30メートルであり、地面から塔頂までが43.65メートルあります。
これは石造灯台では日本一の高さになります。(2023年2月現在)
・日本一の高さを誇る灯台!出雲日御碕灯台の魅力
出雲日御碕灯台はなんといっても真っ白な外壁が美しい灯台です。
この真っ白な外壁は松江市美保関町で切り出された石材を使用しており、内壁はレンガ造りで二重構造の灯台となっています。
灯台の明かりの光度は48万カンデラで、夜には約40km先の沖合まで光が到達し、海上の安全を守ることで活躍しています。
灯台の海側には望遠鏡が設置されており、沖合を運航している船やウミネコなどが観られることもあるそうです。
・出雲日御碕灯台周辺スポット「日御碕海岸」をご紹介!
出雲日御碕灯台の近くの観光スポットをご紹介します!
出雲日御碕灯台から車で10分程で「日御碕海岸」があります。
日御碕海岸は小島・岩礁が散在する変化の多い海岸で、灯台やウミネコの繁殖地経島(つねしま)が中心となっています。
日御碕海岸の付近一帯は芝生と松林、荒磯海岸です。
海岸沿いには遊歩道があり、散歩なども楽しめます。
3、日御碕神社
日御碕神社とは?
日御碕神社は島根半島の西端に位置しており、出雲国風土記に「美佐伎社」(みさきのやしろ)と記されている神社で、「下の宮」と「上の宮」の上下二宮に分かれており、両本社の総称として「日御碕神社」と呼ばれます。
花崗岩の鳥居の奥には朱の楼門があり、松林を背景に厳かな雰囲気の神社です。
楼門をくぐると、右手には「上の宮」があり、須佐之男命が祀られ、正面には「下の宮」があり、須佐之男命の姉である天照大御神が祀られています。
・下の宮「日沉宮(ひしずみのみや)」について
下の宮には須佐之男命が祀られており、素盞嗚尊は夜の神様として知られています。
伊勢神宮は「日本の昼を守る」と言われており、日御碕神社は「日本の夜を守る」と言われています。
そこから「日沉宮」という名前になったと言われています。
須佐之男命が熊成の峰に上り、「私の神魂はこの柏葉が止まった所に住もう」と、柏葉をなげると風に舞い今の日御碕神社の背後の「隠ヶ丘」に止まったため神魂の鎮まるところとして日御碕神社の神の宮に祀られました。
・上の宮「神の宮」について
上の宮には天照大神が祀られており、現社殿背後の隠ヶ丘に祀られていたものを安寧天皇13年に現在の土地に遷したと伝えられています。
神殿の壁や木の切り口は白色で、柱は丹塗りされた社殿は華やかな桃山時代の文化を今なお残しています。
上下二宮のどちらも権現造りと呼ばれる拝殿と本殿が続く作りとなっています。
4、松江城
・松江城とは
松江城は島根県松江市に築かれた江戸時代のお城です。
別名「千鳥城」とも呼ばれ地元でも親しまれています。
慶長16年(1611年)に堀尾忠(城主)によって築城され、天守は国宝に指定されており、城跡は国の史跡に指定されています。
明治時代初頭に廃城令が施行され、松江城は陸軍省の管轄となり、すべて解体される予定でしたが、地元の有志によって天守閣だけは買い戻されました。
・松江城のすごさ、みどころをご紹介!
松江城は近世城郭を代表する国宝天守です。
現在、全国に12城しか残っていない現存天守の一つです。
周囲を水堀で囲まれた平山城で、その水堀の周囲に石垣が築かれています。
特に、春先には桜の花が咲き誇り、美しい景色が広がります。
天守閣の高さは31メートル。内部には武具や歴史に関する展示物もあり、城の保存には多くの方の努力が注がれ年間を通じて多くの観光客が訪れています。
国宝松江城公式ホームページ
・松江城周辺スポットをご紹介!
松江城の周辺スポットとして「松江歴史館」をご紹介します!
松江城にお立ち寄りの際はこちらも一緒に回ってみてはいかがでしょうか?。
松江歴史館は松江城の東側の武家屋敷風外観の博物館です。
常設されている基本展示室では松江城とその城下町の成り立ちや、松江藩の歴史や文化が資料として紹介されており、当時の人々の暮らしなどを覗くことが出来ます。
5、玉造温泉
・「神の湯」玉造温泉とは?
玉造温泉は出雲や松江観光の宿泊地として多くの観光客が訪れる温泉です。
「日本最古の温泉」とも言われており、湯の質が高いことから「神の湯」とも呼ばれます。
出雲国風土記に「川辺に湯が沸き老若男女が賑わった」と記述があり、それが現在の玉造温泉ではないかと噂されています。
また、「一度入浴すればお肌が若返るようになり、二度浴すればどんな病も治癒してしまう」と記述があることから美肌作用があると評判の温泉です。
・玉造温泉観光のみどころをご紹介!
玉造温泉のみどころ2つをご紹介します!
1、しあわせ青めのう
玉造温泉の側を流れる玉湯川には「しあわせ青めのう」と呼ばれる勾玉の形の小島があります。
小島の中央には青めのうの原石が置いてあり、触れた者には幸運が訪れるという言い伝えがあります。
2、湯薬師広場
湯薬師広場は、「美肌の湯」と呼ばれる温泉水を自由に持ち帰ることが出来る場所です。
勾玉の乗ったたらい湯に玉造温泉の源泉が湧き出しており、杓子で掬うことで持ち帰ることができます。
容器の持参を忘れても無人販売所で200円で購入することが可能です。
・玉造温泉で必ず行きたいおすすめスポット
玉造温泉で必ず行っておきたい一押しのスポットをご紹介します!
1、宮橋(恋叶い橋)
恋叶い橋は玉作湯神社の境内に続いている赤い橋です。
写真を撮り、写真の中に神社の鳥居が写り込んでいると良縁に恵まれると言われています。
2、玉造温泉 姫神広場(足湯)
姫神広場は玉造温泉の温泉街にある足湯スポットの一つで、地元民も多く利用しています。
バス停のすぐそばにあり、タオルも販売されているので安心です。
いかがでしたでしょうか?
今回は地元民がおすすめする島根県出雲、松江の観光スポットを5つご紹介いたしました。
島根県は豊かな自然と綺麗な海、そして由緒ある歴史的建造物も多いとても魅力的な場所です。
今回ご紹介した観光スポットはどれも人気があり、休日はどこも観光客で賑わっています。
是非一度、島根へお越しになってみませんか?