島根観光＆SNSにおすすめの穴場スポット14選
いにしえの時代から続く長い歴史と文化を持ち、インスタ映えする観光地も豊富な島根。
今回は、島根観光の際に訪れたいインスタ映えスポットを「自然」「夕日」「街並み」「パワースポット」の4つのジャンルに分けてご紹介したいと思います。島根で素敵な「映え写真」を撮ってみたい！ という方はぜひ参考にしてみてください。
～雄大な自然を感じられるスポット～
海と山に囲まれた島根には、雄大な自然を感じられるスポットがたくさんあります。
美しいビーチや迫力満点の滝、雲海に浮かぶ棚田など、フォトジェニックなスポットが盛りだくさん！
ここでは、その中でも特におすすめのスポットを４つご紹介します。
キララビーチ
白砂のビーチが好きな方におすすめなのが「キララビーチ」です。出雲大社まで続く長いビーチラインからはコバルトブルーの海を一望することができます。特に夕暮れ時の景色はおすすめ。
「日本の夕陽百選」にも選ばれた美しい夕景を見ることができます。
また、近くには道の駅「キララ多伎（たき）」や、夏になると海水浴客でにぎわうビーチ、そしてホテルやレストランなどを併設した複合施設「WINDY FARM ATMOSPHERE（ウィンディファームアトモスフィア）」などがあり人気を集めています。
ひろげの浜
「ひろげの浜」は、出雲大社から日御碕灯台に向かう海岸道路の途中にある岩場です。硬い岩が長い年月をかけて削られて出来たとされ、岩場の向こうには雄大な日本海が広がっています。
おすすめの時間帯は夕方。夕暮れ時の空とそれを映す岩場のコントラストが美しく、幻想的な風景を眺めることができます。
八重滝
「八重滝」は、龍頭が滝とともに「日本の滝百選」に指定されている、島根県を代表する名瀑です。約1.5kmの清流に、猿飛滝・滝尻滝・紅葉滝・河鹿滝・姥滝・姫滝・八塩滝・八汐滝の8つの滝があり、変化に富んだ渓谷美をなしています。
中でも、一番上流にある八汐滝は約40mの落差があり、水量も豊富で迫力満点です。鉄鎖をつたって岩頭にのぼることもでき、どうどうと飛沫をあげる滝の流れを間近に眺めることができます。
山王寺の棚田
穏やかな里山の風景が見られる「山王寺の棚田」は、「日本の棚田百選」にも認定されている棚田です。
標高300メートルの山腹に約200枚の棚田が広がっており、地域の農家の人々によって大切に守られています。
棚田を一望できる展望台も設けられており、中でも、条件の整った早朝に見ることができる雲海は絶景です。
通天橋
「通天橋（つうてんきょう）」は、隠岐諸島の一つ・西ノ島にある、まるで自然が作り出したアートのような奇岩です。
中央部分を波に大きく浸食された岩が橋のように海に向かって伸びており、側面からは岩の地層もはっきりと見ることができます。
また、岩は今も波の浸食を受け続けていて、将来的にはこの風景を見ることができなくなるかもしれない貴重なスポットと言えるでしょう。
～日本有数の絶景！夕日スポット～
ドラマティックな夕日の風景も、インスタ映えには外せない要素。島根には日本有数の絶景夕日スポットも数多く存在しています。
ここでは、それぞれに趣きの異なる夕日を楽しめる4つのスポットをご紹介します。
宍道湖・嫁ケ島
島根を代表する湖「宍道湖」は、周囲約45kmの全国で７番目に大きな湖です。夕暮れ時には湖面が赤く染まり「夕日ショー」と呼ばれる幻想的な光景を見ることができます。
特に、宍道湖に浮かぶ唯一の島「嫁ヶ島」のシルエットと夕日が重なる瞬間は見どころで、その美しさは「日本の夕陽百選」にも選ばれています。
嫁ヶ島には、その昔、姑にいじめられた嫁が凍った湖上を渡って実家に帰る途中に氷が割れて命を落とし、それを哀れんだ湖の神様が一夜のうちに島を浮かび上がらせたという伝説が残されており、その物語が夕暮れの風景に深い哀愁を加えています。
稲佐の浜
国譲り・国引きの神話で知られる「稲佐の浜」。浜辺の奥に立つ屏風岩にはその昔、大国主大神と建御雷之男神（たけみかづちのおのかみ）が国譲りの交渉をしたという言い伝えが残されています。
また、稲佐の浜で一際目立つ弁天島は、地元の人々から「べんてんさん」と呼ばれ親しまれている小さな島です。頂上には海の神様である豊玉毘古命（とよたまひこのみこと）を祀る祠が建てられています。
白く美しい砂浜は「日本の渚百選」に選ばれており、さらに、弁天島をシルエットとして夕日が沈む景観は「日が沈む聖地出雲」のシンボルとして日本遺産にも登録されています。
日御碕灯台
「日御碕灯台（ひのみさきとうだい）」は、島根半島の最西端に位置する灯台です。石塔灯台としては日本一の高さを誇り、建造から100年を超えた今もなお、海の安全を守り続けています。
灯台の内部には163段のらせん階段があり、塔頂の展望台からは日本海や隠岐島、そして南に連なる山々など360度のパノラマ風景を眺めることが可能です。
中でも夕日の眺めは素晴らしく、また日が暮れてからは、夜釣りの漁火のロマンチックな光景も楽しめます。
ローソク島
一風変わった名前を持つ「ローソク島」は、隠岐島の北西に位置する代海岸の沖合にある小島です。
この小島には高さ20mのローソク状の岩があり、その頂点に夕日が重なった瞬間、ローソクに明かりが灯ったように見えることからこの名がつけられました。
なお、ローソク島に夕日の「あかり」が灯る瞬間は、晴天で波が穏やかな日に、遊覧船の上からしか見ることができません。
そんな奇跡の瞬間を逃さないように、ベテラン船長がベストショットのアドバイスをしてくれるので、インスタ映えする写真を撮ってみたい方はぜひチャレンジしてみてください。
～レトロな街並みで懐かしさを味わう♪～
古き良き時代に迷い込んだような気分を味わわせてくれるレトロな街並みも、インスタ映えする写真を撮影するにはぴったりのスポットです。
島根には、歴史や文化を感じさせる街並みがいくつも残されています。その中でもおすすめのスポットを３つご紹介します。
松江「カラコロ工房」
国宝・松江城から徒歩10分ほどの場所にある「カラコロ工房」は、昭和13年（1938年）に旧日本銀行松江支店として建てられたものを改装し、2000年春に「匠の館」として開館した施設です。
西欧古典様式の美しいデザインが特徴で、銀行時代の面影を残す内装や、地下の金庫室にそのまま残る大扉など、インスタ映えスポットが満載となっています。
また、館内には「匠」をテーマにしたさまざまな工房があり、和菓子作りやシルバーアクセサリー作り、絵付けなどを体験することができます。
平田「木綿街道」
ノスタルジックな雰囲気を味わいたい方におすすめなのが「木綿街道」です。木綿街道とは、江戸時代から明治時代にかけて木綿の集散地として栄えた出雲市平田地域のこと。
このエリアには今も昔ながらの家屋や白壁の土蔵が軒を連ね、タイムスリップしたような感覚を楽しむことができます。
古い街並みや創業100年を超える老舗、由緒正しい神社などが残る一方、近年は古い家屋を再利用したカフェやショップ、ビール醸造所などの新スポットも続々誕生。
インスタ映えに事欠かないエリアとして人気を集めています。
石見銀山「大森の町並み」
「石見銀山」は2007年に世界遺産に登録されたアジアで初めての鉱山遺跡です。
そんな石見銀山の行政と商業の中心地として機能してきた大森地区には、江戸時代の武家屋敷や代官所跡、豪商の邸宅など、さまざまな歴史的建造物が残されています。
大森銀山重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「大森の町並み」には、石見銀山が栄えていた頃の雰囲気が色濃く残っており、往時のにぎわいを肌で感じることができます。
また、古い建物の一部はショップ、カフェ、ギャラリーとして再利用されており、食事やショッピングを楽しむことも可能です。
～素敵なご縁を手に入れられるパワースポットへ～
日本神話にまつわる伝説が数多く残り、神話のふるさととも呼ばれる島根には、霊験あらたかなパワースポットも多く存在します。
インスタ映えする景色とともに、素敵なご縁を手に入れられるパワースポットを2つご紹介します。
太鼓谷稲成神社
約1000本もの鳥居がぎっしりと立ち並ぶ圧巻の光景を見られるのが「太鼓谷稲成神社（たいこだにいなりじんじゃ）」です。
安永2年（1773年）に津和野七代藩主・亀井矩貞（かめいのりさだ）が京都伏見稲荷から斎（いつ）き祀ったのが始まりとされており、日本五大稲荷の一つにも数えられています。
朱塗りの鳥居がどこまでも連なる光景はとても幻想的。宇迦之御魂神（うがのみたまのかみ）と伊弉冉尊（いざなみのみこと）を主祭神として祀り、五穀豊穣、商売繁盛、願望成就、そして失せ物発見などのご利益があるとされています。
玉造温泉「恋来井戸」
奈良時代から続く日本最古の温泉の一つ「玉造温泉」。その温泉街の奥に鎮座する「玉作湯神社」から宮橋を渡った先にある、川のほとりの井戸が「恋来井戸」です。
恋来井戸は古くから温泉の守り神に供える水を汲んでいた人生な井戸で、東屋から川の鯉に「恋占いの素（鯉のエサ）」をやることで、恋占いができるとされています。
エサを投げ入れた際に鯉が寄ってきたら恋愛が成就するという噂も……。
また、玉造温泉には恋来井戸のほかにもさまざまなパワースポットがあり、インスタ映えする温泉街の町並みとともに楽しむことができます。
まとめ
島根観光でおすすめのインスタ映えスポットを詳しくご紹介してきました。
雄大な自然やロマンチックな夕日、古き良き時代を思わせるレトロな街並みや縁結びのパワースポットなど、インスタ映えはもちろんのこと、さまざまな楽しみ方ができる島根。
島根・出雲地方にご旅行をされる時には、こちらにご紹介した内容を参考に、ぜひ島根旅行を楽しんでみてください。
