出雲でぜんざいを堪能！その魅力とオススメ店をご紹介

ご縁の聖地として有名な「出雲大社」のある島根県出雲市は「ぜんざい発祥の地」といわれており、ぜんざいは島根の名物スイーツとして有名です。
出雲大社周辺にはおいしいぜんざいが食べられるお店が数多く軒を連ねています。
記事では、出雲の名物グルメ「ぜんざい」のご紹介と、おいしいぜんざいが食べられるおすすめのお店をご紹介します。

「ぜんざい」とは？

各地に色々なぜんざいがありますが、発祥は出雲だといわれています。
そもそも「ぜんざい」の定義とは何なのでしょうか？
主に小豆を砂糖で甘く煮て、餅や白玉団子、栗の甘露煮などを入れた料理です。
おしることぜんざいは似ていますが、ぜんざいの特徴は小豆の粒。
小豆の粒がしっかり残っているのが特徴とされています。
寒い季節に恋しいスイーツといえば温かいぜんざいを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
出雲ぜんざいには温かいものだけでなく、暑い時期には冷やしぜんざいや氷ぜんざい、アイスクリームぜんざい、抹茶ぜんざいなどがあります。
キンキンに冷えた白玉やアイスクリームが乗ったぜんざいなどトッピングも季節により様々な楽しみ方ができるので、寒い時期だけでなく一年中楽しむことができます。
訪れる度に違ったぜんざいを食べてみるのもおすすめですよ。

出雲ぜんざいの歴史

なぜ出雲でぜんざいが有名なのか？

ぜんざいは出雲地方の「神在（じんざい）餅」に由来しています。
旧暦の10月（神在月）に全国八百万の神が集まり、「神在祭」と呼ばれる神事が執り行われています。

その祭りの際にふるまわれたのが「神在餅」。
その「じんざい」が出雲弁でなまって「ずんざい」、さらには「ぜんざい」となって京都に伝わったといわれています。
ぜんざい発祥の地が出雲であるということは、江戸時代の文献「祇園物語」や「梅村載筆」、「雲陽誌」にも記されています。

島根のぜんざいが愛される人気の理由

ぜんざいは島根県民にとって身近な食べ物であり、子供からお年寄りまで幅広い世代に親しまれているスイーツです。
ぜんざいは、暖かい季節には冷たく、寒い季節には温かく食べることができるため、季節を問わず楽しめるのも人気のポイント！
島根県には、独自のぜんざい文化があり、地域ごとに異なる味わいが楽しめるのも魅力のひとつ。
島根県内には、あんこや小豆を使った甘いぜんざいから、さっぱりとしたレモン味のぜんざい、濃厚な黒蜜のぜんざいまで様々な種類があり、島根県民や観光客を魅了し続けています。
島根県は、豊富な自然と清らかな水がある地域なので、その水を使用したぜんざいがおいしいと言われています。
また、島根県民は古来から豊かな自然に囲まれて生活しており、季節の移ろいを大切にしてきたことから、季節ごとの食材を活かしたぜんざいが根付いています。

出雲のおすすめぜんざいのお店とお土産をご紹介

せっかく島根に行くなら、出雲ならではのグルメ「ぜんざい」を本場で楽しみたいですよね。
縁結びの神様として有名な観光スポット「出雲大社」の周辺には、定番のぜんざいからちょっと変わったぜんざいスイーツまで様々な出雲ぜんざいのお店がたくさんあります。
ここでは厳選して5つおすすめのお店をご紹介します。

「おつまみ研究所大社前ラボ＆日本ぜんざい学会壱号店」

（出典：公式ウェブサイト）

行列のできるぜんざい店「日本ぜんざい学会壱号店」は、出雲ぜんざいを島根のソウルフードとして定着させた老舗中の老舗。
おつまみ研究所とコラボレーションし、ぜんざいとおつまみ、島根の地酒を楽しめるショップになっています。
ぜんざいは、自家製白玉入り「出雲ぜんざい」、島根のブランド米仁多米のもち米をふっくら焼き上げたお餅の乗った「縁結びぜんざい」、冷たい「冷製ぜんざい」など色々な種類が楽しめます。
店内にはレトルトぜんざいや、ナッツやするめなどの噛むおつまみも販売しているのでお土産にぴったり。
喫茶スペースでぜんざいスイーツを味わった後は、様々な種類が並ぶ物販スペースでお土産を選ぶのも楽しいですね。

公式ウェブサイト
https://www.e-otsumami.jp/hpgen/HPB/entries/19.html

「くつろぎ和カフェ　甘右衛門（あまえもん）」

（出典：公式ウェブサイト）

「くつろぎ和カフェ　甘右衛門」でいただけるのは種類豊富なぜんざいやスイーツメニュー。
だいこくさまの最中が添えられた「愛守大福ぜんざい」は写真映えするかわいらしい見た目もさることながら、中に入っている雪見大福とぜんざいの相性が抜群で人気のメニューです。
他にも、淹れたてのエスプレッソがかかった「大人の珈琲ぜんざい」など他にはないメニューが味わえます。
出雲産のお茶系メニューや出雲スペシャリティーコーヒーなど、ドリンクのメニューも豊富なので、落ち着いた店内で好みのドリンクと一緒にゆっくりとくつろぎながらぜんざいを味わうことができおすすめですよ。

公式ウェブサイト
https://amaemon.jp/

「出雲大社勢溜前ご縁横丁　出雲ぜんざい餅」

（出典：公式ウェブサイト）

出雲を代表する老舗和菓子屋「宿禰餅本舗坂根屋（すくねもちほんぽさかねや）」が手掛けるお茶屋「出雲大社勢溜前ご縁横丁　出雲ぜんざい餅」。
名物の「出雲ぜんざい」を中心に「ぜんざい氷」など季節に応じて四季折々のぜんざいを楽しむことができます。

（出典：公式ウェブサイト）

こちらの「出雲大社勢溜前ご縁横丁　出雲ぜんざい餅」では名物「ぜんざい餅」が購入できるので出雲大社の参拝後、島根土産としてお土産に立ち寄るのもおすすめ。
風味が濃厚な出雲産大納言小豆と奥出雲産の餅粉を使用しており、出雲発祥のぜんざいを使用した新名物として家でも気軽に出雲のぜんざいを楽しめる島根の人気土産です。

公式ウェブサイト
https://www.sakaneya.jp/

「おくに茶や」

（出典：公式ウェブサイト）

島根の名物グルメ「出雲そば」と「出雲ぜんざい」の両方を楽しめる「おくに茶や」。
島根県が産地の仁多米を使用したお餅が入ったぜんざいで、もちもちとしたお餅の食感と甘さ控えめの小豆が何とも幸せな気持ちになれそうな一品です。
スタンダードな「出雲ぜんざい」の他「抹茶ぜんざい」も人気のメニュー！

公式ウェブサイト
https://okunijyaya.com/

「神門通りカフェ　ポンム・ベエル」

（出典：食べログ）

神門通りにある「ポンム・ベエル」では出雲ぜんざいだけでなく、出雲ぜんざいを使ったぜんざいスイーツ「ぜんざいロール」がいただけます。
出雲ならではの「ぜんざいロール」は、米粉で作られたスポンジと小豆、生クリームの相性が抜群のスイーツで新名物として人気のメニュー。
1日30個限定でお持ち帰りができないので、早めに来店するのがおすすめですよ。

「ぜんざい」にちなんだ出雲のお土産もチェック

かわいらしいおふく焼きが人気「福乃和」

（出典：公式ウェブサイト

福を呼ぶというふぐの姿をした焼き菓子「おふく焼き」は、かわいらしい見た目だけでなく、角のない丸い形状から縁結び、円満の祈願ということから出雲土産として人気。
食べ歩きももちろん、お土産にも喜ばれることまちがいなしですね。

公式サイト：http://www.fukunowa.jp/

まとめ

今回は島根県で昔から親しまれている人気グルメ「ぜんざい」と、ぜんざいの本場出雲で味わえるぜんざいのおすすめ店についてご紹介しました。
出雲大社に参拝した際に休憩がてら立ち寄って堪能するのはもちろん、旅の目的のひとつとして島根出雲のご当地スイーツ「ぜんざい」を食べ歩きするのもおすすめです。
島根で愛されている「ぜんざい」はスタンダードなものから食べ歩きできるぜんざいスイーツ、ぜんざいにちなんだお土産など様々な楽しみ方ができます。
島根出雲に訪れた際は、ぜひ出雲ならではの「ぜんざい」を食べてみてはいかがでしょうか。

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