冬の島根旅行:観光スポットと穴場グルメ
ウィンタースポーツが満喫できる施設にはじまり、ご当地ならではのグルメや温泉、国内有数の古社などが多数存在する島根。今回は冬の島根観光プランをご用意しました。島根の魅力をたっぷり楽しめるプランとなっていますので、ぜひチェックしてみてください。
島根の冬旅でおすすめのスポットを紹介
四季折々に豊かな表情を見せる自然や、地元の食材を使用した絶品グルメ、体の芯から温まる温泉に、神話の世界に触れられる神社……島根には冬でも楽しめる要素が盛りだくさんです。
ここでは、そんな島根の冬旅でおすすめのスポットをご紹介します。
ウィンタースポーツ
自然豊かな島根にはスキーやスノーボード、スケートなどのウィンタースポーツを楽しめるスポットがたくさんあります。
宍道湖公園湖遊館
「宍道湖公園湖遊館」は宍道湖のほとりにある山陰地方で最大規模のアイススケート場です。例年10月~5月にかけてスケートリンクの営業が行われ、多くの人でにぎわいます。
スケート靴の貸し出しもあり、旅の途中で気軽にスケートを楽しむことも可能。一畑電鉄「湖遊館新駅」から徒歩約15分とアクセスも良く、無料駐車場も完備されています。
また、周囲には「島根県立宍道湖自然館 ゴビウス」やペンギンミュージアムなどが人気の「宍道湖グリーンパーク」などの施設もあり、一日中楽しむことができます。
三井野原スキー場
「三井野原スキー場」は、JR「三井野原駅」から徒歩約5分の場所にあるスキー場です。すぐ近くには国道も通っており、気軽にアクセスできるスキー場として人気を集めています。
斜面はなだらかで見通しが良く、初心者や子供も安心して利用することができます。リフトはありませんが、スキーやボードを装着したままロープを握って移動する「ロープ塔」が1日1,000円で利用できます。
島根グルメを堪能しよう
島根には、海の幸や山の幸を使ったグルメもたくさん存在します。ここでは、冬の島根でぜひ味わいたい逸品をご紹介したいと思います。
新鮮な「松葉ガニ」
島根を代表する海の幸の一つ「松葉ガニ」。例年11月~3月にかけて期間限定で漁が解禁され、冬ならではの味覚として親しまれています。
松葉ガニの特徴は、殻の隅々にまでぎっしりと詰まった身。甘みと旨味が凝縮されたカニの身はまさに絶品です。
カニの実をそのまま食べるのもおすすめですが、やはり家庭で食べるならカニ鍋!美味しいだけではなく体を温めてくれる冬の名物料理です。
県内にはカニ料理の専門店も多数あり、刺身、カニすき、カニしゃぶなど、さまざまなグルメを楽しむことができます。
冷えた体を温める鍋料理
寒い冬は、温かい鍋料理が美味しい季節ですよね。島根ではご当地ならではの鍋料理も味わう
ことができます。
猪鍋
別名ボタン鍋とも呼ばれる「猪鍋」は、その名の通りイノシシ肉を使った鍋料理です。
イノシシ肉には疲労回復や免疫力UPにも効果のあるビタミンB群が豊富に含まれており、風邪予防にもぴったり。まさに、冬に食べたい鍋料理といえるでしょう。
新鮮なイノシシ肉は臭みも少なく、ジビエは苦手という人でも美味しく食べることができます。
酒蔵鍋
「酒蔵鍋」は山陰の小京都と呼ばれる津和野地方で食べられている鍋料理です。
肉、魚、野菜などの具材を酒粕と味噌で煮込むのが特徴で、酒粕特有の芳醇な香りを楽しむことができます。
地元の老舗旅館の旦那が「冬に訪れる観光客を温かい料理でおもてなししよう」と提案したことがはじまりとされ、津和野の冬のおもてなし料理として親しまれています。
温泉で体をぽかっと
島根は約60ヶ所もの温泉地を有する「温泉の宝庫」でもあります。歴史の深さや豊かな効能など、魅力あふれる温泉地を巡ってみるのも、冬の島根旅の楽しみと言えるでしょう。
玉造温泉ゆ~ゆ
「玉造温泉ゆ~ゆ」は、日本最古の湯のひとつともいわれる玉造温泉の中にある立ち寄り型の施設です。
美術館を思わせる建物の中には、勾玉の形をした大浴場や、深さ約1メートルの立ち湯がある露天風呂、マッサージ効果抜群の打たせ湯などが揃っています。
また、玉造温泉は「美肌の湯」としても知られており、その泉質は高級化粧水レベルとも評されるほど。体が温まるだけでなく美肌効果も楽しむことができます。
>>玉造温泉ゆ~ゆ 公式サイト
いずも縁結び温泉 ゆらり
「いずも縁結び温泉 ゆらり」は、中国地方最大級の規模を誇る日帰り温泉です。
地下深くから湧き出るお湯は、加水・加温なしの100%源泉かけ流し。自然そのままの温泉をたっぷり楽しむことができます。
約50坪もある大露天風呂をはじめとして、内湯風呂、檜風呂、瓶風呂などを楽しめ、広々としたサウナも完備。
さらに施設内には食事処も設けられており、地元の食材を使用した料理を堪能できます。
>>いずも縁結び温泉ゆらり 公式サイト
幻想的なイルミネーションも魅力
島根では、冬ならではの幻想的なイルミネーションも楽しむことができます。美しい光が織りなす非日常の世界を、ぜひ堪能してみてください。
由志園
「由志園(ゆうしえん)」は、斐伊川の下流に位置する湖・中海に浮かぶ大根島にある日本庭園です。
約1万坪の広さを誇る池泉回遊式庭園には出雲地方の風景が再現されており、三万輪の池泉牡丹をはじめとして、四季折々さまざまな草花が咲き誇ります。
また、秋から冬にかけては中国・四国地方で最大級の「和のイルミネーション」を開催。冬の澄んだ空気に輝くイルミネーションは圧巻の美しさです。
特にクリスマスの時期は恋人と来る人が多いんだとか。忘れられない思い出を由志園で作ってみましょう。
松江テルサのイルミネーション
「松江テルサのイルミネーション」も、島根の冬の風物詩の一つです。
松江テルサとは、JR松江駅前にある複合施設のこと。正式名称は「松江勤労者総合福祉センター」といいます。
例年11月~翌1月にかけて、大きな全面ガラス張りの外壁を15,000球ものLEDが彩り、松江の夜を華やかに演出します。イルミネーションは屋内に設置されているので、天気が悪い日も気兼ねなく楽しめるのが嬉しいポイントです。カップルのデートスポットとしても非常に人気ですよ。
出雲大社だけじゃない!初詣おすすめスポット
神話のふるさと・島根には、出雲大社以外にもさまざまな神社があります。
美保神社
「美保神社」は、えびす様の別名で知られる事代主神(ことしろぬしのかみ)と、三穂津姫命(みほつひめのみこと)を主祭神に祀る神社です。
海上安全・大漁満足・商売繁盛の神様として信仰され、全国で3,000以上あるえびす様の総本宮としても知られています。
また、出雲大社の御祭神・大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は別名だいこく様と呼ばれており、美保神社と出雲大社の両方をお参りする「えびすだいこく両参り」は良縁祈願の御利益があるとされています。
◆住所 | 〒690-1501 島根県松江市美保関町美保関608 |
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◆営業時間 | なし |
◆定休日 | 無休 |
◆料金 | なし |
◆交通アクセス | 松江だんだん道路で川津ICから車で約40分 |
◆駐車場 | 地区駐車場利用 |
熊野大社
「熊野大社」は、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治したことで有名な須佐之男命(スサノオノミコト)を主祭神として祀る神社です。創建は神代とされており、出雲大社とともに「出雲国一宮」として、古くから人々の信仰を集めています。
また、熊野大社は火の発祥の神社としても有名で、「日本火出初之社(ひのもとひでぞめのやしろ)」とも呼ばれています。
境内には発火の神器である「燧臼(ひきりうす)」「燧杵(ひきりきね)」を保管する「鑽火殿(さんかでん)」をはじめとして、国歌でおなじみの「さざれ石」、須佐之男命の妻・稲田姫命(イナタヒメノミコト)を祀る「稲田神社」など、さまざまな見どころが満載。
また、縁結びのご利益があるとされ、「縁結びの御櫛」はお土産物に人気です。
◆住所 | 〒690-2104 島根県松江市八雲町熊野2451 |
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◆営業時間 | 8:30~16:30 |
◆定休日 | 無休 |
◆料金 | なし |
◆交通アクセス | JR松江駅からバス45分→熊野大社前下車徒歩5分 |
◆駐車場 | 有 100台 無料 |
◆駐輪場 | 有 |
◆お問い合わせ先 | TEL:0852-54-0087 |
太皷谷稲成神社
フォトジェニックなスポットを訪れてみたいという方におすすめなのが「太鼓谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)」です。安永2年(1773年)に津和野七代藩主・亀井矩貞(かめいのりさだ)が京都伏見稲荷から斎(いつ)き祀ったのが始まりとされており、日本五大稲荷の一つにも数えられています。
朱塗りの鳥居がどこまでも連なる光景はとても幻想的。宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を主祭神として祀り、五穀豊穣、商売繁盛、願望成就、そして失せ物発見などのご利益があるとされています。
◆住所 | 〒699-5605 島根県鹿足郡津和野町後田409 |
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◆定休日 | なし |
◆交通アクセス | JR山口線津和野駅から徒歩で約30分 |
◆駐車場 | 有 100台 無料 |
◆お問い合わせ先 | TEL:0856-72-0219 |
まとめ
ここまで、冬の島根を堪能できる観光プランをご紹介してきました。
島根にはウィンタースポーツを楽しめるスポットや、絶品グルメ、長い歴史を持つ温泉地、そして神話の世界に触れられる神社などが多数あります。
こちらにご紹介した内容を参考に、ぜひ冬の島根観光を楽しんでみてください。