「龍頭が滝」中国地方を代表する名瀑と絶景
「龍頭が滝」は、中国地方を代表する名瀑の一つです。奥出雲の自然の力強さと、杉の古木に囲まれた神秘的な雰囲気が体感できる、おすすめスポットとなっています。ここでは、龍頭が滝の基本情報や、周囲の滝情報などを詳しくご紹介します。雲南市を訪れる際には、ぜひ参考にしてみてください。
中国地方随一の滝
「龍頭が滝」は「日本の滝百選」にも選定されている中国地方随一の名瀑です。約40mの落差を誇る勇壮な「雄滝」と約30mの優美な姿を見せる「雌滝」から成り、中でも激しい水しぶきを上げながら落下する雄滝は、うなりをあげて天に昇る龍のような迫力に満ちています。
また、雲南市を舞台にした映画「うん、何ん?」のロケ地としても知られており、年間を通じて多くの観光客が訪れる注目のスポットです。
マイナスイオンを感じる自然
龍頭が滝の周囲には奥出雲の大自然が広がっており、マイナスイオンを感じながらリフレッシュすることができます。滝の周りは浅瀬になっていて、夏でも水が冷たく、足を浸けるだけでも爽快な気分が味わえます。
また、滝に向かう渓流沿いの遊歩道も見どころの一つです。道の周囲には樹齢400年以上の杉の古木が立ち並び、神秘的な雰囲気を漂わせています。一番大きな杉は周囲約5メートル、高さ約40メートルにも達し、太古から続く自然の息吹を体感できます。
もう一つの絶景「裏見の滝」
龍頭の滝では、迫力のある雄滝と美しい雌滝、趣の異なる二つの景観を楽しむことができますが、それらに加えてもう一つの絶景として知られているのが雄滝を裏側から眺められる「裏見の滝」です。
雄滝の裏側には百畳とも言われる広さの岩窟があり、滝観音が祀られています。そして、岩窟から眺める滝は「裏から見る」、つまり裏見の滝と呼ばれ、水のカーテンが流れ落ちるような幻想的な景色を見ることができるのです。
特に夏場は、清涼感を味わうことができるとして人気を集めています。
夏の風物詩「龍頭が滝まつり」
毎年8月に行われる「龍頭が滝まつり」も、雲南地域の夏の風物詩として親しまれています。まつりの当日は浴衣姿に花笠をかぶった若者たちによる「滝踊り」や、滝観音の供養、さらには自然観察会、フォトコンテストなどが行われ、多くの参加者でにぎわいます。
さらに、地元の人々による出店も並び、鮎の塩焼きや松笠そば、かき氷等のグルメを味わうことが可能です。
龍頭が滝 基本情報
◆住所 | 〒690-2705 島根県雲南市掛合町松笠 |
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◆駐車場 | 有 |
◆交通アクセス | ・車で松江市から80分、三次市から90分、出雲市から60分。 ・JR「木次駅」から車で約30分 |
◆お問い合わせ先 | 雲南市観光協会 TEL:0854-42-9770 |
龍頭が滝 口コミ
龍頭が滝を訪れた人たちの口コミ情報を紹介します。
口コミ①
整備された下の駐車場から遊歩道を10分位(駐車場はもう一つ、滝寄りの上の方にもあるようです)。
ちょっとした登山気分の後に綺麗な滝が待っているので、達成感・爽快感があって、子ども達も大好きな場所です!
滝の裏側に入れるのが楽しいです!裏側へ行くには、岩を飛び渡って行く感じなので、歩きやすい靴が良いと思います。
夏でも涼しく、足を水につけたり、おにぎり等を持って行って食べてのんびり過ごしたりできます。森の香りやマイナスイオンを感じます。コロナ禍の疲れも吹っ飛びました!
引用元:https://maps.app.goo.gl/2GuiPm4WiCSMugjk9
口コミ②
熊に注意の看板があったのでちょっと怖かったけど、行ってみるととても良かった👍滝の落差もあるし、瀧の裏側にも行けるし、マイナスイオンたっぷりの場所❗瀧に行くまでが坂なので少々歩くけど、階段も整備されていて思ったよりも楽だった。駐車場もありTOILETも整備されているので安心!駐車場は上側と下側がある。下の駐車場に止めたので雌滝、雄滝の順に見れました。迫力は断然雄滝です!行ったのが月曜日だったので誰も居ず、貸し切りでしたね。行って見る価値は十分❗日本の滝百選に選ばれているのでお勧めスポットです。
引用元:https://maps.app.goo.gl/gkqgFDZKn9KUeQUf9
口コミ③
2023年のゴールデンウィークに訪問。
トンネルを抜けた所にある駐車場(西側・トイレ有)に車を停めて歩くこと10分。距離こそ無いものの「これは帰りに昇ってくるの大変だろうなぁ」という急勾配の階段と野道を抜けるとすべてのネガティブ要素を吹き飛ばす滝にありつけます。綺麗な放物線を描く滝、水量、近くまで行ける距離感、そして何よりも滝の裏側に回れるモノ珍しさ。これまで行った滝をごぼう抜きにしてトップに君臨しました(笑)。ゴールデンウィークの割には人影はまばら。マイナスイオンを十分に満喫できました。
引用元:https://maps.app.goo.gl/ATjXUURSH8hDRk9u8
絶景の滝を訪れたい方におススメの滝スポット
奥出雲には、「龍頭が滝」以外にも個性豊かな滝が存在します。ここでは、その中でも特におすすめのスポットを3つご紹介します。
八重滝
「八重滝」は龍頭が滝とともに「日本の滝百選」に指定されている名瀑です。猿飛滝、滝尻滝、紅葉滝、河鹿滝、姥滝、姫滝、八塩滝、八汐滝の8つの滝で構成されており、四季折々の美しさを楽しむことができます。
中でも、水量が多く二段になって水が流れ落ちる八塩滝、八汐滝は人気のスポットです。駐車場から八塩滝までは遊歩道が整備されており、渓流のせせらぎを聞きながら森の中の散策を楽しめます。
また、毎年8月14日には「八重滝祭り」が開催され、安全祈願神事のほか、地元の特産品を販売する出店を目当てに多くの人が訪れます。
◆住所 | 〒690-2702 島根県雲南市掛合町入間 |
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◆駐車場 | 有 20台 |
◆交通アクセス | JR「木次駅」から車で約30分 松江自動車道「吉田掛合IC」から車で約15分 |
◆お問い合わせ先 | 雲南市観光協会 TEL:0854-42-9770 |
浮浪の滝
「浮浪の滝」は、弁慶伝説で知られる古刹・鰐淵寺の境内から山間の小道を10分ほど進んだ先にある滝です。
弁慶は18歳から3年の間、この鰐淵寺で修業をしたのち京都の比叡山へと行き、そこで源義経に出会ったと伝えられています。鰐淵寺には自画像や負い櫃など弁慶ゆかりの品々や言い伝えが数多く残されていて、この場所で紡がれた歴史に思いを馳せることができます。
また、浮浪の滝は修験者の守護神・蔵王権現の聖地としても有名です。滝の裏側は岩窟になっており、どうどうと水が流れ落ちる滝つぼの奥には、蔵王堂が鎮座しています。
弁慶もこの滝に打たれて修行したという言い伝えが残っており、森閑とした雰囲気とあいまって神秘的な雰囲気を味わうことができます。
◆住所 | 〒691-0022 島根県出雲市別所町148 |
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◆営業時間 | 8:00~17:00(入山受付8:00~16:15) |
◆お問い合わせ先 | 0853-66-0250(鰐淵寺) |
トウトウの滝
「トウトウの滝」は、斐伊川へと通じる三沢川にある多段爆の滝です。落差15mの小さな滝ですが、四つの段を流れ落ちることで生まれる爆流が、独特の景観を生み出しています。
昔は周囲に樹木が生い茂り、水量も豊かであったことから「トウトウ」という名前が付けられたとされています。車道のすぐ側にあるので、気軽に散策することが可能です。
◆住所 | 〒699-1513 島根県仁多郡奥出雲町三沢原田581 |
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◆交通アクセス | JR「出雲三成駅」より車で約10分 |
◆お問い合わせ先 | 奥出雲町観光協会 TEL:0854-54-2260 |
まとめ
「龍頭が滝」の基本情報や口コミ情報、周辺の滝情報などを詳しくご紹介してきました。
「日本の滝百選」にも選ばれ、勇壮な雄滝、流麗な雌滝、そして珍しい裏見の滝と、さまざまな楽しみ方ができる龍頭が滝は、島根県を訪れる際に立ち寄ってみたいスポットの一つです。
島根県・出雲地方にご旅行をされる時には、こちらにご紹介した内容を参考に、ぜひ永井隆記念館を訪れてみてください。