
しじみの保存方法:冷凍で旨味を倍に!正しい手順と保存期間
しじみの保存方法を詳しく解説。旨味と栄養が倍増する手順や保存期間などの詳しいポイントを解説します。
しじみの正しい保存方法とは?
しじみを購入した際は、あまり何日も保存するのは好ましくありません。
長期間そのままにしておくと、生臭い汁を発生させる恐れもあります。
そんなことが起きないよう冷蔵・冷凍それぞれの最適な保存方法をご紹介します。
冷蔵保存の手順とポイント
1. しじみを軽く洗う
購入したしじみは、表面についた汚れを落とすために軽く洗いましょう。流水でさっとこすり洗いするだけで十分です。
2. 砂抜きをする
しじみは生きたまま販売されていることが多く、体内に砂や不純物を含んでいるため、調理前に砂抜きをする必要があります。詳細は後述します。
3. 湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包む
しじみは乾燥に弱いため、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んでおくと、適度な湿度を保てます。
4. 密閉容器または保存袋に入れる
乾燥を防ぐため、しじみを新聞紙などで包んだ後は、密閉容器や保存袋に入れておきます。ただし、完全に密閉すると酸欠になる可能性があるため、少し空気が入るようにしておきましょう。
5. 冷蔵庫に保存
しじみは低温環境を好むため、冷蔵室に保存するのが最適です。
砂抜きの重要性と方法
しじみを保存するうえで欠かせないのが「砂抜き」です。
砂抜きがなければ、じゃりじゃりとした食感になり、臭みが強くなります。
また、砂抜きしないまま保存して食べる前に砂抜きをしても、しじみがうまく砂を吐いてくれないことがあります。
砂抜きはしじみを鮮度よく保存し、美味しく食べるために必要な作業です。
【砂抜きの手順】
- しじみが重ならないようにざるなどの網目状のものに入れる
- しじみが入ったざるを、塩水の入ったボウルにしっかりかぶるように入れる
- 新聞紙やキッチンペーパーで暗い環境にし、数時間置く
- 水の中から取り出し、軽く水を切って3時間程度置いておく
冷蔵保存の適切な保存期間と注意点
冷蔵保存したしじみは、一般的に2〜3日以内に食べるのが理想的です。
この期間を超えてしまうと、しじみの旨味成分が減少してしまい、美味しさが失われてしまいます。
冷蔵保存時の注意点
- 変な臭いや異常に開いているものがあれば、傷んでいる可能性があるため使用を避けましょう。
- 冷蔵庫内の温度変化が激しいと鮮度が落ちやすくなるため、保存場所を一定にするのが望ましいです。
冷凍保存の手順とポイント
冷凍保存の方法
- 砂抜き後、しっかり水気を切る
- 密閉できる保存袋に入れる(一度に使う分ずつ小分けにすると便利)
- 冷凍庫で保存(最長1ヶ月程度、温度はー4℃程度)
冷凍保存のメリット:旨味と栄養価の向上
冷凍保存は、食品によって味や鮮度を落とすものもあります。
しかし、しじみはその中に含まれず、むしろ冷凍保存のほうがメリットが大きいのです。
冷凍することで食品の細胞が破壊され、内部に含まれる旨味成分(アミノ酸やグルタミン酸など)が放出されやすくなるため、しじみの出汁に豊かな味わいが引き出されます。
冷凍保存の注意点
冷凍保存には様々なメリットがありますが、いくつか注意点もあります。
- 長すぎる保存は風味が落ちる:冷凍庫内の霜や酸化により、長期間保存すると風味が低下するため、およそ1か月ほどで消費するのが理想です。
- 再度冷凍はできない:冷凍保存でしじみの旨味がアップしますが、解凍してしまうと再度冷凍することはできません。
保存期間も長い!冷凍で届くしじみの詰合せ
冷凍のままご自宅にお届け可能なおすすめのしじみ商品をご紹介します。
「宍道湖大和しじみ 冷凍個食詰合せ」
宍道湖産の大和しじみを贅沢に詰め合わせた一品。
大きく肉厚で、旨味たっぷりのしじみがそのまま冷凍で届き、砂抜きも済んでいるので、手間いらずで楽しめます。
賞味期限は冷凍で180日で保存も安心。送料無料でお届けいたします。
冷凍しじみの栄養価は生と比べてどう変わる?
しじみに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
栄養素 | 生しじみ | 冷凍しじみ |
---|---|---|
タウリン | 含有 | 変化なし |
オルニチン | 増加 | 冷凍することで8倍 |
コハク酸 | 増加 | 旨味成分が増強 |
ビタミンB12 | 含有 | 変化なし |
特に、オルニチンの増加が注目されています。オルニチンは肝機能をサポートし、疲労回復や二日酔い対策に役立つ成分です。冷凍すると細胞壁が壊れ、オルニチンがより体に吸収されやすくなると言われています。
また、冷凍しじみを調理する際は、解凍せずにそのまま調理することで、栄養素を逃がさずに摂取できます。
冷凍保存と冷蔵保存、どちらが適している?
すぐに食べる場合:冷蔵保存
- すぐにしじみを食べる場合は冷蔵保存が向いている。
- しじみの食感を損なわずに味わえる。
- 長期保存には適さない。
長期保存する場合:冷凍保存
- 1か月程度の保存でも鮮度が落ちない
- 冷凍すると旨味やオルニチンの量が増える。
- 使いたいときにそのまま調理できるため、利便性が高い。
こんな人には冷凍保存がオススメ!
✅ 二日酔いを予防して、しじみを食べる習慣をつけたい
✅ 肝機能を高めるオルニチンをより多く摂取したい
✅ しじみの旨味を存分に引き出して味わいたい。
まとめ
今回はしじみの旨味が増す保存方法についてご紹介してきました。
正しい手順を踏めば、美味しく新鮮なしじみを味わうことができます。
状況に適した方法で、絶品のしじみを楽しみましょう。